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★ ヘアケアFAQ ★

Q:シャンプーはどのようなものを選んだらいいのでしようか。

A:一口にシャンプー剤と言っても 1.石鹸系シャンプー 2.合成洗剤系シャンプー 3.高級アルコール系シャンプー 4.その他 などいろいろな種類、タイプがあります。

<1.石鹸系シャンプー剤>最も古くから使われてきたもので、主に動植物油脂にアルカリ剤を作用させて作られたものです。長所としては安価で頭皮・頭毛に対しての洗浄力も適当だということです。欠点は製品がかなり強いアルカリ性であるために頭皮・頭毛に対して、影響が大きいことです。脂性の方には洗浄力に於いて有利ですが、シャンプー後に酸性リンス剤を使い、アフターケアが必要となります。パーマ、ヘアカラーなどをしている方はこのシャンプーは避けた方が良いでしょう。尚、最近ではアルカリの害を抑えた、石鹸系シャンプーも市販されています。

<2.合成洗剤系シャンプー剤>石油から作られている化学合成洗剤が主剤となっています。安価で手に入れやすいシャンプーです。殆どが中性でアルカリの害も殆どありません。しかし、油よごれの洗浄など、洗濯には適しているものの、人体に対していささか洗浄力が強すぎ、体の必要な油分まで取り去ってしまう欠点があります。ですからこのシャンプー剤も頭皮が脂性の方に適していますが、シャンプー後にヘアクリームなどで油分を補っておきましょう。

<3.高級アルコール系シャンプー剤>油脂から高級アルコール(プロピレングリコールなど)を生成し、それを原料としたものです。他のシャンプー剤よりやや高価ですが、殆どが人体に理想的な弱酸性を示し、洗浄力も人体に対して適当なレベルを保っています。全く無害とは申せませんが、普通の方にはある意味でオールマイティーなシャンプー剤といえます。最近ではそれぞれの使用目的に合わせた内容を持つシャンプー剤として広く使われています。フケ・カユミにお悩みの方にもお勧めしたいシャンプー剤です。パーマヘア、カラーリングヘアにも適しています。

<4.その他のシャンプー剤>いろいろなものがあります。特にアレルギー(アトピー性皮膚炎など)を持つ方は上記1〜3のシャンプー剤はご使用を避けたほうが無難です。シャンプー剤に添加された成分(安定剤、防腐剤など)が皮膚炎に大きな影響を与えます。従って、これらの添加物を使用していないシャンプー剤を選ぶ必要があります。製品のボトルに小さく書かれている原料名や添加物の名前に注目して、できるだけ添加物の少ない、できれば添加物の入っていないシャンプー剤をお選び下さい。これらは他のシャンプー剤よりかなり高価なのが欠点ですが、一般の方のためのシャンプー剤としてもお勧めできるものです。

理容組合員店では、お客様に合ったシャンプー剤をお選びして使用しています。どうぞお気軽に理容師にご相談下さい。